緑米の特徴・由来など
緑米(みどりごめ、みどりまい)は、古代種の一種で、薄い緑色をしているのが特徴で、玄米の種皮や果皮にクロロフィル系の緑色素を含む品種のことです。
モチ品種で、籾は濃紫、玄米は薄い緑色をしていて、クロロフィルが豊富に含まれています。ほかにもマグネシウムや亜鉛なども含まれています。
また、クロロフィルには、精神安定効果・増血効果があるとされています。
緑米は、甘味と粘り気が強いのが特徴ですが、精米に向かないため、玄米のまま食べるのが一般的です。
また、全国的に生産量が極微量なため、幻の米と呼ばれます。
着色の程度は、栽培方法や栽培時の環境によって大きく左右され、高温や乾燥によって着色が悪くなります。
- 吸肥力が強い
- 病害虫や気候の変化などの環境変化に強い
- 棚田などの環境不良田であっても育成が比較的容易
といった特徴があります。
また、反対に、
- 丈が長く倒れやすい
- 収量が少ない
などのデメリットがあります。